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2009年7月29日 (水)

「パラノイドパーク」

16才という微妙な年頃の、少年の感情を描いた映画です。

大人になると子供の頃の感情なんて忘れてしまっていますが、原作者はどうやって思い出したのでしょうか。少年の頃に文章に残していたのか、身近にいる少年をみて思い出したのでしょうか。大人が見ると、そういうことあったなあと思い出すはずです。ということで、少年時代をまだ覚えている若い人が見てもおもしろくない映画だと思います。

ニューヨークを舞台にした少年の話といえば、「ライ麦畑でつかまえて」が思い浮かびます。あの作品にもスケートをする場面があったような。久しぶりに読み返してみます。

「パラノイドパーク」のあらすじ
ニューヨークに住む16才の少年は、スケートボードの練習が出来る公園に友人と出かけた。後日、公園の近くで死体が発見されたので、少年は警察から聴取を受けた。

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2009年7月26日 (日)

「ハーフェズ ペルシャの詩」

イランと日本の合作で、麻生久美子が出ています。

イランの映画は、ここ何年か日本でも数多く紹介されています。人間味あふれる作品が多くあります。宗教上の理由から娯楽大作などはありませんが、制約があるからこそ芸術が育つのだと思います。

熱心に宗教を探求する若者は、イスラム教のシステムから見ると反逆しているように見えてしまう様子が描かれます。主人公を反逆児として描きつつ、実は形骸化した体制批判にも見えます。

イランのような宗教国家は原理主義的な社会を想像しますが、そうではない一面も、この映画でわかります。宗教のシステムが、司法、警察、軍、行政、自治などの社会に必要な役割も果たしていることがわかります。

この映画が気に入ったなら、「テヘラン悪ガキ日記」「キシュ島の物語」「こんなに近く、こんなに遠く」などのイラン映画も楽しめると思います。「キシュ島の物語」はこの映画の監督の作品です。

「ハーフェズ ペルシャの詩」のあらすじ
6才からコーランの勉強を続けた若者は、ついに暗唱者(ハーフェズ)の試験に合格した。そんなとき彼とは教義で対立するイスラム教の大師から、娘の教師をするようにと依頼を受けた。

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2009年7月24日 (金)

「スウィーニートッド フリート街の悪魔の理髪師」

愛を言い訳に理性を失う人もいれば、愛を支えに勇気を手に入れる人もいるというお話。ティム・バートン監督です。

冤罪と言えば、先日の足利事件。裁判官と警察による、間違いと保身のための行動がいくつも重なって起きました。こういうときに役人が刑事責任を問われないというのはおかしい。ドライバーが事故れば業務上過失傷害で、医者が失敗すれば医療過誤。なのに裁判官と警察はおとがめなしです。すくなくとも17年服役させないと正義がなりたちません。

足利事件に関わった裁判官と警察に、自殺者が続出するかと心配しましたが、そんな責任感のある人は一人もいませんでした。私が冤罪の被害者なら、腹かっさばいて死ね!と言っています。この映画のように復讐するかもしれません。きたる衆議院選挙では最高裁判所裁判官の国民審査があります。かたっぱしからバツ印をつけて、裁判官の甘い考えを正してやりましょう。

「スウィーニートッド フリート街の悪魔の理髪師」のあらすじ
美しい妻をねらっていた判事にはめられ、冤罪で15年服役していた理髪師が復讐のために街に帰ってきた。

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2009年7月22日 (水)

「潜水服は蝶の夢を見る」

実在した人物の映画です。まばたきで書かれた彼の文章の美しさに驚嘆しました。

私などはちょっとカゼを引いただけで、気分が落ち込んでしまいます。この映画の主人公は全身が麻痺しても精神力は衰えずに前向きです。心と身体は一体だと言いますが、これは身体を鍛えて心も強くしようというときに使う言葉だとわかりました。すなわち、身体の調子が悪くて怠慢する時の言い訳にしてはいけないのです。

「潜水服は蝶の夢を見る」のあらすじ
ELLEの編集長ボビーは脳卒中で全身麻痺になってしまった。まばたきの回数で周囲とのコミュニケーションをとる訓練が始まった。

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2009年7月20日 (月)

「サイドカーに犬」

感情の描写があるのはほとんど竹内結子だけなので、この役を一番描きたかったのかなと思いましたが、それにしては淡白。

あまりにわからないので、この映画を見た人はどんな感想なのかとネットでいろいろ検索。なるほど、少女のほうがメインなのだとわかりました。そういわれるといくつかのシーンの意味がわかって納得。理解力のなさを痛感。

「サイドカーに犬」のあらすじ
20年前の夏休み、当時小学4年生だった少女の母が家出をしてしまった。代わりに見知らぬ女が食事の準備にやってきた。

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2009年7月18日 (土)

「ここに幸あり」

ストーリーの細かいところをあえて描写しなかったり、無理な設定にすることで、本筋を浮かび上がらせるようにしている作品。

特定の職業やポストに執着することの、意味と価値を考え直そうと監督は言いたいのだと思います。今いる場所にとどまることに本当に価値があるのか、もっと大切なことがあるのではないかと訴えているとおもいます。

あるいは、必死にしがみついてる物から滑り落ちてしまうことを、不安に思う必要はないと、さとしてているのかもしれません。

「ここに幸あり」のあらすじ
不適切発言から辞職に追い込まれたフランスの大臣。早速後任の大臣がやってきて、執務室と公邸から追い出されてしまった。

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2009年7月16日 (木)

「迷子の警察音楽隊」

イスラエルの映画です。独特の雰囲気を持ったユルいコメディー映画です。多数の映画賞をとったのも頷けます。

アラブ人もユダヤ人も違いはなくて、アラブ人もいろいろ、ユダヤ人もいろいろだと言いたいのだと思います。偏見や蔑視がないように注意して作られていますが、イスラエルの映画なので多少イスラエルのことを自虐的に描いています。

ストーリーがほとんどない分、展開が読めずに中だるみもありません。監督の人間観察のネタがいっぱいつまっているのだと思います。この監督の今後の作品に期待大です。

「迷子の警察音楽隊」のあらすじ
エジプトの警察音楽隊が、イスラエルに招かれて演奏することになった。ところが演奏前日にバスを乗り間違えて迷子になってしまう。

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2009年7月14日 (火)

「いつか眠りにつく前に」

人生の節目で下す決断がテーマの映画です。

大きな決断を下すときの不安と困惑。不安になるのは先が見えないからではなく、むしろ先が見えてしまうから。決断を下すことで自分の人生の可能性が狭まるように感じることが決断を先延ばしさせる。

同じようなテーマの映画には「ウェイトレス~おいしい人生の作りかた」があります。あちらは良くできていておもしろ映画です。

この映画は少女マンガかレディース・コミックのような設定とストーリーで、その手の話が好きな大人の女性向けです。

「いつか眠りにつく前に」のあらすじ
昔は歌手だった女が人生の最後を迎えようとしていた。彼女はベッドの上で若かった頃のある一日を思い出していた。

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2009年7月11日 (土)

「ペネロピ」

主演は「アダムス・ファミリー」でウェンズデー役のクリスティーナ・リッチ。「ブラック・スネーク・モーン」ではパンツ一丁で好演しました。

ラストがいけない。まさかベタじゃないだろうと、期待して最後まで見たけどがっかり。薄っぺらい説教くささが残ります。

見どころがあるとすれば、花婿候補のジェームズ・マカヴォイ。すごい色男です。先日テレビで、男のどんな仕草に色気を感じるかというアンケートのなかにジャケットを脱ぐときと言うのがありました。本作では何度もジャケットを着替えるシーンが出てきます。狙ってやっているとしたらすごい。この人どこかで見たことあると思ったら、「ラスト・キング・オブ・スコットランド」の主演でした。あの映画では情けない役でしたが、本作はおいしい役です。

「ペネロピ」のあらすじ
5代前の先祖がかけられた呪いでブタ鼻になってしまった少女。年頃になったので花婿を探そうと家族は必死になる。

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2009年7月 9日 (木)

「ヒトラーの贋札」

強制収容所でぎりぎりの決断を繰り返して生き延びるユダヤ人を描いた映画です。

生き残った人はただ運が良かっただけ。選択の結果が偶然に良い方に転んだだけ。死と隣り合わせどころか、生死の境界にしがみついている生活。リアリティがあって良くできています。

ナチスのユダヤ人虐待を描いた映画では、「パティニョールおじさん」「僕の大事なコレクション」は良くできています。

一方「シンドラーのリスト」や「ライフ・イズ・ビューティフル」なんかはお涙頂戴で、死んでいったユダヤ人を商売のネタにする商業映画です。本物を見てほしいと思います。

「ヒトラーの贋札」のあらすじ
偽造旅券や贋札を作っていたユダヤ人の男は、ナチスに逮捕されて強制収容所に送られた。

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2009年7月 6日 (月)

「22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語」

設定に芸がなくて、脚本もひどい。資料を調べてつなぎ合わせて、一丁あがりという手抜きな雰囲気が漂う映画。

60年代生まれは・・・だとか、団塊の世代は・・・などリアリティのない台詞ばかり。現代の部分もステレオタイプな設定と会話です。

この歌を題材にするのなら、タイトルにも出さないで、一組の男女の現代の話だけに絞って、歌も最後だけに使うほうが良かったのではないでしょうか。

「22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語」のあらすじ
大分出身のエリートサラリーマンは、会社の役員から海外赴任の打診を受けた。

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2009年7月 4日 (土)

「デイズ・オブ・グローリー」

フランス人の人種差別を取り上げた作品。フランス国旗が象徴する自由、博愛、平等が名ばかりであって、過去も現在もその差別が続いている様子を描きます。

ヨーロッパや北欧の国は、人権の意識が高いと思わせるところもあるのですが、「ルワンダ 流血の4月」「ラスト・キング・オブ・スコットランド」でも見られるように、武器輸出でどんなに死者が出ようがまったく気にしないという、日本人からすると悪魔的な側面もあります。どこで線引きをするのかがわかりません。この作品が指摘するように人種差別なのか、それとも宗教なのか、フランス人に聞いてみたいところです。

「デイズ・オブ・グローリー」のあらすじ
第二次大戦末期、フランス軍の指揮下で植民地の出身者だけからなる部隊は、常に前線で戦っていた。

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2009年7月 1日 (水)

「インランド・エンパイア」

デビッド・リンチ監督作品。3時間という長編で、いつにも増して不思議な映像が多いです。デビッド・リンチの作品でなければ、とても最後まで見ませんでした。

雑誌に載っていた、デビッド・リンチのインタビュー記事を読んだことがあります。デビッド・リンチの作品は、見た目は超難解ですが、単純なメッセージやテーマがあります。この映画のメッセージも単純。見たらすぐわかります。なぜここまでの映像にするのかはまったくわかりませんけど。

デビッド・リンチ初心者には「ブルー・ベルベット」、「ワイルド・アット・ハート」などから見始めるのがよいと思います。

それにしても、こういう作品を出演者にどうやって説明するのでしょうか。出演者はどこまで作品を理解して演じているのでしょうか。チョイ役で出ている裕木奈江がどこかに感想を書いてないかと検索したら、裕木奈江の公式ブログを見つけました。

ツインピークスのローラの母親と、映画版のトレーラー・パークのオヤジが出ています。

「インランド・エンパイア」のあらすじ
執事やメイドがいるほどの豪邸に暮らす女優。彼女に久しぶりの仕事のオファーがあった。

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