« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »

2008年4月29日 (火)

「殯(もがり)の森」

私のリテラシーがないのか、もう一つ監督の狙いが分からないシーンが続きました。ストーリーや会話から自然に人物の内面がみえてくるのがうまい映画だと思いますが、この映画は直接内面を描こうと努力しているように見えます。頭でっかちな感じ。
シーンの時間配分もうまくないと思います。
リアルに感じたのは施設の先輩。老人のあしらい方が絶妙です。

「殯(もがり)の森」のあらすじ
山奥の老人介護施設で働き始めた女。痴呆の老人の対処にとまどい自信をなくす。

| | コメント (0)

2008年4月26日 (土)

「モーターサイクル・ダイアリーズ」

革命家ゲバラの若き日を描いた映画。社会の現状を見て疑問を感じていく様子がわかります。
おもしろいのは、ゲバラもカストロも金持ちの家に育ったということです。やりたいことが自由にできるようでないと、社会に疑問なんか持てないのでしょうか。
この旅行から50年以上たった今もアメリカの巨大企業による搾取は変わっていません。カストロも退きましたが、志を継ぐのがベネズエラのあのチャベス大統領ではゲバラもうかばれません。ひょっとすると、最近の資源高騰が南米の状況を変えられるかもしれません。
主演は、「アマロ神父の罪」「バッド・エデュケーション」で主演したガエル・ガルシア・ベルナルです。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」のあらすじ
ハンセン病の治療が専門の医学生ゲバラは、友人のアルベルトと南米を一周するバイク旅行に出た。

| | コメント (0)

2008年4月23日 (水)

「シリアナ」

アメリカの政策が、アメリカの企業の意向で決まるさまが描かれます。CIAも巨大企業に操られて正義も人権も金次第です。
アメリカの政治家が、自国の企業に都合の良い場合にだけ、自由だ人権だと外交をしている様子を、アメリカの国民だけは恥ずかしいと思わないようです。みえみえの大義を信じているバカな国民や市民団体。狂信的なまでの理想主義の政治家。なんの思想もなく、冷徹に自分の利益だけを考える起業家。企業から資金を得る政治家。
誰かが裏で操っているわけではなく、だれもが自分の利益のために動いていると、国として動いているように見えるのだと思います。

「シリアナ」のあらすじ
中東の小国では、王の後継者をめぐって二人の王子が対立していた。石油が枯渇した後を考えている兄と、今使える金を得たい弟。

| | コメント (0)

2008年4月19日 (土)

「愛されるために、ここにいる」

中年男がダンス教室で美人に出会うというので、フランス版シャル・ウィー・ダンスかと思ったら、ちゃんとした映画でした。
口にする言葉と本心は違うことがあって、本当の気持ちを口にするのは難しいということをテーマにした映画です。
一つ残念なのが、終盤の感動をさそうはずのシーン。伏線が強引なため、途中で予想ができてしまいました。

「愛されるために、ここにいる」のあらすじ
裁判所の執行官の男は、動悸がしたので病院にいくと軽い運動を勧められた。そこで向かいのビルのタンゴ教室に通うことにした。

| | コメント (0)

2008年4月16日 (水)

「ナチョ・リブレ 覆面の神様」

どたばたコメディーです。どたばた具合は軽めです。アメリカのコメディにありがちな下衆なギャグはほとんどありません。笑わせるのが目的なので、格闘技やスポ根ものにありがちな要素はゼロ。女性でも楽しめます。
シスター役で出てくる女優がとても綺麗です。テレビを中心に活動しているようで、日本では他の作品は見れないのが残念。

「ナチョ・リブレ 覆面の神様」のあらすじ
メキシコの修道院でコックをしている男は、子供の頃からプロレスラーに憧れていた。街に用事で出たときに、レスラー募集のビラを見つけた。

| | コメント (0)

2008年4月12日 (土)

「さよなら、僕らの夏」

他人に好感をもつことや、嫌悪することはちょっとしたことで左右されるということがよく分かる映画です。
それにしても、アメリカ人は傲慢だなとつくづく感じます。傲慢な人を格好良い人物として描いている映画が多いので、ある程度の傲慢さは美徳なのかもしれません。こんな子供でも十分に傲慢なのだから、こんなのが集まったアメリカという国が傲慢なのは当然かもしれません。

「さよなら、僕らの夏」のあらすじ
アメリカの田舎町。中学生の弟がいじめられたので、兄と友人が仕返しをしようといじめっ子を誘い出す。

| | コメント (0)

2008年4月 9日 (水)

「カポーティ」

一風変わった風貌と声の作家、トルーマン・カポーティ。「ティファニーで朝食を」の作者だそうです。この映画ではカポーティ以外の登場人物の描写はほとんどありません。かと言って、主人公の性格が深く掘り下げられているわけではありません。時には冷たく手段を選ばない様子と変わった行動が淡々と描かれます。監督はカポーティの姿勢に共感できなかったのでしょう。

「カポーティ」のあらすじ
1959年にカンザスで起きた一家殺害事件を取材するために、作家のトルーマン・カポーティはすぐに現地に入った。

| | コメント (0)

2008年4月 5日 (土)

「宮廷料理人ヴァテール」

中世が舞台の映画は、どこか気取って形式ばった雰囲気があって好きではないのですが、この映画では二つおもしろいところがありました。
主人公のヴァテールは、身分の高い人からの無理難題をきっぱりと断ります。会社勤めの私としては、彼のような毅然とした態度の秘訣が気になりました。どうやら彼は自分の仕事に絶対の自信を持っているから上役からの命令も拒否できるようです。
また、彼を思い通りにできない人たちも、彼の仕事がすばらしいのでますます信頼していきます。
結局私には参考になりませんでした。

宮廷料理人ヴァテール」のあらすじ
ルイ14世が、コンデ公の居城を3日間訪れることになった。贅の限りをつくした饗宴をとりしきるのは、コンデ公の料理人ヴァテール。

| | コメント (0)

2008年4月 2日 (水)

「こんなに近く、こんなに遠く」

家庭をかえりみなかった父が、息子に目をむけるようになるというだけのストーリーですがよくできています。イスラム教の信仰にからめて話が進みますが、これは当局に気をつかってのことかもしれません。
イランの映画は、ストーリーも演技も文句なし。遠く日本で配給されるのだから傑作ぞろいなのかもしれませんが、「テヘラン悪ガキ日記」「キシュ島の物語」などなど。

「こんなに近く、こんなに遠く」のあらすじ
息子の誕生日プレゼントに天体望遠鏡を買った脳神経外科の父。しかし仕事が忙しくて今日も帰りが遅くなった。

| | コメント (0)

« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »