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2007年8月15日 (水)

「ブロークン・フラワーズ」

監督はジム・ジャームッシュ。この映画を見ると、自分の過去をあれこれと思い出さずにはいられません。観る人の過去も組み合わせてはじめて完成する作品であるように思います。
抑えた演出、癖のない演技、淡々としたストーリー展開で、細かな感情の変化が見えてきます。さすが巨匠。

あらすじ
いい年をして独身の男。数多くの女性と付き合ってきた。そんな彼に、差出人のわからない手紙が届いた。昔の女からのようだ。

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2007年8月13日 (月)

「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最後の日々」

ナチスに立ち向かった女性が表向きの主人公です。しかし本当の主人公は、ナチスに従った人とナチスを支えた人たちです。
ナチスは民主主義の選挙で選ばれた政党で、当時のドイツでは圧倒的に指示されていたのです。ただそのことをあからさまに映画にすると全く売れません。
この映画では、ナチスのやることに疑問を持ちながらも、ナチスの組織を支えている人たちが出てきます。このぐらいの微妙な加減に、現在のドイツ人が過去を振り返るときの姿勢がみてとれます。まだまだドイツ人はナチスを熱狂的に支えましたとは言いきれないようです。
それでもアメリカ人と日本人が作る太平洋戦争の映画と比べたら、過去と向き合っています。

あらすじ
1943年ドイツ。21才のゾフィーは、兄とともに反ナチス活動をひそかに行っていた。

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2007年8月11日 (土)

「美しき運命の傷痕」

これぞ衝撃のラスト。ラストのセリフがあまりにも意外でした。以前、「ぼくの神さま」を観たときには、ラストのセリフが映画のまとめになっていてつまらないと思いました。この映画は全く逆です。意味不明です。ラストのセリフをどうするのかは難しいものだと思いました。映画そのものの意味が変わってしまいます。
三人姉妹のそれぞれの恋愛とともに、母と父の若い頃の関係も描くという構成は面白いのですが、それぞれのストーリーは深みがなくてもう一つです。作品を貫くテーマが見えてきません。

あらすじ
三人姉妹の長女の夫はカメラマン。彼の行動が最近どうも怪しい。

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2007年8月 9日 (木)

「ステップ!ステップ!ステップ!」

以前にも書きましたが、子供がかかわっている社会は、家族、学校、近所程度の小さいものです。人間関係がまずくなっても逃げ場がありません。この映画で紹介されたプログラムのように、普段と異なる目的とルールのある集団に属することは大切だと思います。
子供にこそ周囲との関係をリセットしたり、新たな関係を作る機会を多く提供するべきです。

あらすじ
ニューヨークの小学校では、ボールダンスのコンテストにむけて、練習と学校の代表選びが始まった。

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2007年8月 5日 (日)

「リバティーン」

本作に限らず、映画の中の恋愛の部分を強調した予告編やパンフレットがよくあります。映画には本当のテーマが別にあるにもかかわらずです。ミニ・シアター系の映画は若い女性客が多いから、客寄せのために恋愛の映画のように見せるのだと思いますが、効果は疑問です。単館系でよく入った映画は、封切り後に評判がジワジワとひろまるように思います。予告編と映画の内容が異なっていては期待はずれの評価がひろまってしまいます。
若手の女優との恋愛もののようにも見えるストーリーですが、才能のある女優と詩人の、人生の対比が良くできていると思います。自分の才能を自覚し、自信を持って振る舞うことは、他人から見ると傲慢で不尊に見えることがあります。一方、自信を失うと才能を生かすことができません。
ジョニー・デップは本作のようにぐだぐだの役のほうがはまります。

あらすじ
17世紀のイギリス。詩人である伯爵(ジョニー・デップ)は奔放でたびたび問題を起こしていた。しかし国王はその才能を高く買っていた。

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2007年8月 1日 (水)

「ルワンダ 流血の4月」

映画では二つのことが糾弾されています。一つは、国際社会が虐殺を知りながら止めなかったこと。もうひとつは、虐殺を止めない国も武器は輸出していたことです。
日本の武器輸出を可能にしようと活動している政治家、団体、企業がいます。目的は軍事産業の保護、他国との共同開発、防衛費の削減、輸出を外交カードとするなどです。まったく身の毛もよだつ考え方です。とても人間の考えることとは思えません。他国に輸出した武器でどれだけ人が死のうがかまわないという冷徹で強欲な畜生にも劣る考えです。
現在"防衛産業"とよばれている企業に勤めている方々、よく考えてみてください。これからは"軍事産業"です。日本の防衛に貢献していると自負しているでしょうが、これからは世界のどこかで人殺しに使われることを意識して働いてください。
私の勤める会社でも自衛隊で使われる装置を作っていますが、武器輸出が解禁されたら即辞めます。
ちなみに「ホテル・ルワンダ」よりこちらの方が面白かったです。

あらすじ
ルワンダで教師をしている男は元軍人だった。彼は1994年のフツ族によるツチ族の100万人におよぶ大虐殺が行われたときに、家族を失った。

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