2008年5月17日 (土)

「幸福のスイッチ」

おもしろい。日本の映画も捨てたもんじゃないと思わせる作品。
主役が上野樹里なので演技はケチのつけようもなし。本上まなみも抑えぎみで脇に徹しています。
父親役の沢田研二が、映画の雰囲気を作っています。他の役者だったらうまくいったか分かりません。演技がどうこうでなくて、この映画は父親の印象が、映画のストーリーとテーマに真実味をあたえます。
別の役者が父親役だったら、例えば、演技に定評のある佐藤浩市や風間杜夫が父親役だったら、この映画は成り立たなかったでしょう。西田敏行や津川雅彦でも、映画がわざとらしくなってしまったでしょう。タイガースつながりで、岸部一徳なら...結構いけたかもしれない。

「幸福のスイッチ」のあらすじ
駆け出しのイラストレータ(上野樹里)は上司と喧嘩して会社をやめた。ちょうど田舎で電気屋をしている父が骨折したので、実家を手伝うことになった。

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2008年5月14日 (水)

「魂萌え」

女性が書いたとすぐ分かるお話。男には書けない話です。よい意味でも、悪い意味でも。
それにしてもこの映画のキャストがすごい。寺尾聰、トヨエツ、常磐貴子、三田佳子。ストーリーからして、それほど興業成績がのぞめるわけでもなし、主役以外の役に魅力があるわけでもなし、どうやって交渉したのか不思議です。
気になったのは、音楽が映画に合っていません。だれがこんなと思ってエンドロールを見ると、アコーディオンのcobaでした。失礼。
見どころはやはり主役の風吹ジュンの演技でしょう。

「魂萌え」のあらすじ
定年退職後3年で夫がなくなった。どうやら夫には妻にかくしていたことがあるらしい。

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2008年5月11日 (日)

「グッドナイト&グッドラック」

この映画、監督はジョージ・クルーニー。彼がこの映画を作ったのは、現在のアメリカのマスコミに喝を入れたかったからではないでしょうか。
マスコミは権力に立ち向かう気概を持ってほしいというテーマですが、もっと大きな問題があります。報道の客観性と社会への批判精神です。
マスコミ自身がどんなに正しいと思って報道しても、客観性を失うと、マスコミは宣伝として利用されます。9.11以降、アメリカのマスコミは北朝鮮や中国の国営放送のようでした。
また、ほとんどの国民がブッシュを支持していた当時、政策批判を遠慮していたというより、積極的に世論を煽っていたその批判精神のなさが問題です。若干批判めいた報道をしていた、ABCニュースのピーター・ジェニングスは視聴者からの苦情で降板させられました。

「グッドナイト&グッドラック」のあらすじ
1950年代マッカーシー議員による赤狩りは、CBSテレビの報道番組にも影響していた。番組スタッフは意を決して、マッカーシー議員を取り上げた番組を作ることにした。

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2008年5月 8日 (木)

「グッドナイト&グッドラック」

この映画、監督はジョージ・クルーニー。彼がこの映画を作ったのは、現在のアメリカのマスコミに喝を入れたかったからではないでしょうか。
マスコミは権力に立ち向かう気概を持ってほしいというテーマですが、もっと大きな問題があります。客観性と社会への批判精神です。
マスコミ自身がどんなに正しいと思って報道しても、客観性を失うと、マスコミは宣伝として利用されます。9.11以降、アメリカのマスコミは北朝鮮や中国の国営放送のようでした。
また、ほとんどの国民がブッシュを支持していた当時、政策批判を遠慮していたというより、積極的に世論を煽っていたその批判精神のなさが問題です。若干批判めいた報道をしていた、ABCニュースのピーター・ジェニングスは視聴者からの苦情で降板させられました。

「グッドナイト&グッドラック」のあらすじ

1950年代マッカーシー議員による赤狩りは、CBSテレビの報道番組にも影響していた。番組スタッフは意を決して、マッカーシー議員を取り上げた番組を作ることにした。

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2008年5月 5日 (月)

「スパーク 見えない境界線」

主演は、「ハッスル&フロウ」のテレンス・ハワード。こちらが1998年なので、あちらより7年前になります。この作品でも、どうしようもないワルを演じています。口先だけで行動が伴わない。いきがっているけど意気地がない。
この作品、原題は"SPARK"です。邦題がいけません。意味がわからないし、作品の内容と合っていません。映画の後半での意外な展開がこの作品のウリなので、その辺を匂わすようなタイトルが良かったのでは。

「スパーク 見えない境界線」のあらすじ
大学に進学する彼女をL.A.まで車で送って行く途中、砂漠の真ん中で車が故障してしまった。自動車修理屋の少年が通りかかって、修理してもらうことになった。

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2008年5月 3日 (土)

「ハッスル&フロウ」

黒人がまともな仕事につけないのは環境が悪いからといったような映画ではありません。どんなろくでもないヤツにも自尊心があって、それが生きていく希望になっている。そんな自尊心がテーマのようなに思います。
それにしても、主人公が娼婦を言いくるめる時のの屁理屈がすごい。ワルにはワルの論理があるようです。

「ハッスル&フロウ」のあらすじ
メンフィスでポン引きをしている黒人の男。地元から育ったラップアーティストが帰ってきた時にデモテープを渡そうと、お抱えの娼婦と曲作りを始めた。

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2008年5月 1日 (木)

「フラガール」

正直まったく期待していませんでしたが、おもしろい映画でした。蒼井優、豊川悦司、そして母親役の富司純子の演技は文句なし。松雪泰子の配役はハマってますが、演技がもう一段上をいってほしいところ。演技じゃなくて演出が下手なのかな。
炭鉱の町がさびれていく流れが止められないというリアリティーが、作品の重みを出していると思います。最近の日本映画に多い、お涙頂戴の不治の病モノとは違います。ああいった適当なストーリーはその病気でなくなった人に失礼じゃないでしょうか。

「フラガール」のあらすじ
かつては炭鉱で栄えた福島県の田舎町。失業者対策もかねてハワイをイメージしたテーマパークが作られることになり、フラダンスのダンサーが募集された。

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2008年4月29日 (火)

「殯(もがり)の森」

私のリテラシーがないのか、もう一つ監督の狙いが分からないシーンが続きました。ストーリーや会話から自然に人物の内面がみえてくるのがうまい映画だと思いますが、この映画は直接内面を描こうと努力しているように見えます。頭でっかちな感じ。
シーンの時間配分もうまくないと思います。
リアルに感じたのは施設の先輩。老人のあしらい方が絶妙です。

「殯(もがり)の森」のあらすじ
山奥の老人介護施設で働き始めた女。痴呆の老人の対処にとまどい自信をなくす。

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2008年4月26日 (土)

「モーターサイクル・ダイアリーズ」

革命家ゲバラの若き日を描いた映画。社会の現状を見て疑問を感じていく様子がわかります。
おもしろいのは、ゲバラもカストロも金持ちの家に育ったということです。やりたいことが自由にできるようでないと、社会に疑問なんか持てないのでしょうか。
この旅行から50年以上たった今もアメリカの巨大企業による搾取は変わっていません。カストロも退きましたが、志を継ぐのがベネズエラのあのチャベス大統領ではゲバラもうかばれません。ひょっとすると、最近の資源高騰が南米の状況を変えられるかもしれません。
主演は、「アマロ神父の罪」「バッド・エデュケーション」で主演したガエル・ガルシア・ベルナルです。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」のあらすじ
ハンセン病の治療が専門の医学生ゲバラは、友人のアルベルトと南米を一周するバイク旅行に出た。

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2008年4月23日 (水)

「シリアナ」

アメリカの政策が、アメリカの企業の意向で決まるさまが描かれます。CIAも巨大企業に操られて正義も人権も金次第です。
アメリカの政治家が、自国の企業に都合の良い場合にだけ、自由だ人権だと外交をしている様子を、アメリカの国民だけは恥ずかしいと思わないようです。みえみえの大義を信じているバカな国民や市民団体。狂信的なまでの理想主義の政治家。なんの思想もなく、冷徹に自分の利益だけを考える起業家。企業から資金を得る政治家。
誰かが裏で操っているわけではなく、だれもが自分の利益のために動いていると、国として動いているように見えるのだと思います。

「シリアナ」のあらすじ
中東の小国では、王の後継者をめぐって二人の王子が対立していた。石油が枯渇した後を考えている兄と、今使える金を得たい弟。

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